高尾山~陣馬山 [おでかけ]
今回は高尾山から陣馬山までを歩いてきました。
この週末は天気予報が微妙だったので、近場で済ませることに決めていました。
そうしたら前日の金曜朝、お山のほうの土日の雨マークが消えてあたり一帯が一気に晴れマークに。
遠出するなら金曜夜から移動しなければいけないので、今さら予報がよくなっても動けません。
こんちくしょー。
道中、あちこちに巨大なヤマユリが咲いていました。
こんなにたくさん咲いているのは初めて見た。
花の自重に耐え切れずに大きく垂れ下がってます。
高尾山の登りは1号路を使いました。
いつも6号路と稲荷山ばかりだしね。
ヤマホトトギス。
背が高いのが多かったです。
今回は、新しいザックを背負ってます。
これまで使っていたのは、燕岳から帰った後の不注意で、雨蓋を破いてしまいました。
4年間一緒に登ってきた相棒なのに、こんなことで壊してしまうなんて悲しい。
まあ、だいぶ汚れてきていたので、それもいっか。
色も変えたかったし、サイズもちょっと大きくしたかったんだよね。
お店でいろいろ試したり話を聞いたり見てもらったりした結果、前のと同じメーカーでふた周りほど大きいやつに決めました。
キノコー。なんじゃこら。
ザックが大きくなった分、ザック自体の重量も増えて、なんかずっしりした感じです。
慣れるためにちょっと多めに物を入れておきましたが、遠出するときに比べるとまだ全然のはず。
あちこちのベルトを調節したりして、背負いやすさ使いやすさの様子を見ます。
今回のルートは、歩行距離17~8km、コースタイム6.5時間のロングコース。
途中でつまらなくなってもどこからでも下山できるので、慣らしにちょうどいいです。
仲良くなれるかなー。
始発の1時間前にスタートしたのですが、ケーブル組に追いつかれる寸前です。
梅雨明け直後に比べたら気温は上がらず歩きやすいと言えば歩きやすい。
それでもやっぱり出だしから蒸し暑く、汗が出てきます。
「わたしも450歳を越えました。病気が心配で」
たこ杉さんももうお歳。
参道の整備の際に邪魔な根っこを切ろうとしたら、根っこをくるりと丸めて退いてくれたというお人です。
ゆっくりゆっくり登ります。毎日登っていそうなおばさんたちのほうがずっと速いです。
参道にはアジサイがたくさん咲いています。
6月に来たらきれいかもしれない。
くるくる回しておきます。
高尾山山頂。
富士山は見えません。日照りじゃないのが助かります。
ちょっと降りたところのベンチに腰を下ろし、バターケーキとおせんべいで休憩にします。
キカラスウリ。
前のザックの色はグレーでした。
何も知らないで買ったのですけど、悪天候の中の保護色になるのはよろしくない。
新しいのは、バリエーションがグレーか赤しかなかったので、赤にしました。
この色自体はいいんですが、持っているウインドブレーカーが緑でした。風が吹いたら歩くクリスマスになってしまう。
次、2枚虫が続きます。
マメコガネ。もぞもぞ。
キアゲハの幼虫です。
大人になったら、きれいでりっぱなちょうちょになります。
胸を持ち上げてじっとしてる。
さなぎになる準備でしょうか。
小仏城山。
暑いので、かき氷に飛びつきます。
かき氷の塔がぐらぐら揺れて、テーブルに持っていくのもひと苦労です。
初めてのときは何も知らずに頼んでびっくりしました。この大きさはきちがいじみている。
さんざん食べても普通のかき氷よりもまだずっとでかい。
寒くなってきたので上着を着ました。さすがにフリースまでは出せません。
がたがたふるえながら完食しました。
景信山ではいつもの通り、なめこ汁に野草の天ぷら、それに酒まんじゅうで昼食にします。
今日の天ぷらは、一部の葉っぱがビターテイスト。にがー。
ぶーんと飛んできて、いろはすのボトルに止まりました。
蜂かと思ったら、カミキリムシでした。ヨツスジハナカミキリ。
いつもならここでのんびりしてから下山ですが、今日は先に進みます。
景信山~明王峠間に何箇所かある分岐は、全て巻き道を選びます。
明王峠の茶屋はやっていませんでした。
ベンチに座ってまたひと休み。
明王峠から、ラジオ爺さんの後ろにつく羽目になってしまいました。
大音量で歌を流すので耳障りです。すれ違う人たちがみんな怪訝そうに振り返ってました。
しょうがない。ペースを上げて追い越しにかかりますが…
ちょっとやそっと離れてもずっと聞こえてるので、結局陣馬山山頂までの1時間近く、聞きっぱなしでした。
山頂に着いたら止めるかと思いきや流しっぱなしです。今度は懐メロが始まりました。
説明板の前で腕組みしてる赤いバンダナがラジオ爺さんです。
凍らせてきた伊予柑ゼリーが今日のデザート。
もう全部やわらかくなっててつべたいです。
時計を見ると、バスにいい時間でした。
ラジオ爺さんの姿も見えないし、下山しよう。
明王峠からのデッドヒートのおかげでいい加減足が痛いです。
重石代わりにザックにストックをくっ付けて来ましたが… (下山開始直後に濡れた道でずるっと滑る)まあ使わなくてもいいか。
下山ルートは、比較的ひと気の少ない、陣馬高原下バス停への新コースです。
歩きながら、どうもラジオの音が聞こえてる気がしてならない。
立ち止まっても、特にそれらしきものは聞こえません。よくある気のせいです。
だいたい、陣馬山からの下山ルートはたくさんあるんだから、まさかそんな。
振り返ったらいました。同じルートを下山してきています。ラジオ絶好調。ヤメテクレー!
バス停までの1時間、ほぼぴったりくっついて下山し、バスに乗って落ち着くまでは鳴らしていました。何なんだ。
今回の教訓。
天気予報が微妙でも、好転したら出かけられるように準備だけはしておこう。
雨でも行けるお手軽ルートを探して予習しておこう。
ロングコース、お疲れ様でした。
高尾山は、いつ行っても季節ごとに違う顔を見せるので飽きさせませんね。
私も行こう行こうと、いつも思ってしまいます。
ラジオ爺さん、私は好きですよ♪
私の場合、楽しい登山中に頭の中で嫌いな歌やトラウマがグルグル廻ってしまうことが多いので、ものすごくどうでもいい演歌とか流してくれるお爺さんはありがたい存在です!
by Sakuya2634 (2013-07-25 21:59)
本当に、行く度に「楽しかった、来てよかった」と思います。
都会の近くにこれだけ自然がぎっしり詰まっているのはすごいです。
ラジオ爺さんをポジティブに受け入れるなんて目から鱗でした。
自分も見方を変えなくちゃ。
by ひさみね (2013-07-26 20:39)