『マラソン1年生』 [本、コミック]
たかぎなおこ『マラソン1年生』を買ってきました。
マラソンに興味があったから、ではなくて、以前も書いた、鈴木ともこ『山登りはじめました』→たかぎなおこ『ローカル線で温泉ひとりたび』→『マラソン1年生』、という流れです。
たかぎさんは『山登りはじめました』に登場して丹沢塔ノ岳に登っています。
『ひとりたび』のほうを本屋さんで目にして手にとって見たら、たかぎさん自身の姿が『山登り』に出てきたときそのまんまで、最初同じ人が描いてるんじゃないかと思ってしまいました。
ただ、目が細っているときはご覧のとおり和み系で可愛らしいのですけど、自身で描かれているほうは何かの拍子に目を開けるとなんだか邪悪そうな顔になります。(笑)
んで、本屋さんのレジ前平置きコーナーにこの3冊が並べて置いてあって、ぱらぱら見てみたら面白そうだったので『マラソン1年生』も買ってきたのです。
『マラソン』は、『山登りはじめました』みたいな感じで、運動オンチのたかぎさんがテレビでマラソンを見て楽しそうだと思ったのをきっかけに、ホノルルマラソン参加に照準を合わせて走り始める挑戦記です。
最初はウェアを買ったりジョギングで数日間筋肉痛に苦しんだり。
んで、見切り発車的に半年先までのあちこちのマラソン大会に申し込み。(早く申し込まないとあっというまに締め切られてしまうそうです。)
ホノルルマラソンは12月。それまでに参加する大会は4回。
最初は5km、それから10km、さらに21kmと距離を伸ばしていく計画です。
いま5km走るのも大変なのに、12月に本当に42.195kmも走ることができるんだろうか…とドキドキなたかぎさん。
スタート前のこの緊張感がたまりません。
実に楽しそうです。
自分は5kmも走れませんけど。
『山登りはじめました』で鈴木さんにインパクトを与えた、「ボスの生き様」こと編集のかとうさんも、『マラソン1年生』では走り仲間としてレギュラーで登場しています。
こちらでは案外ふつうの人なのか、と思いきや、やはりパワフルな飲み食いっぷりを日常的に発揮しています。しかし無敵超人とも思えたこの人も、マラソン中に食べたワセリンで… (※ワセリンは食べ物ではありません)
楽しくて感動的でうらやましい挑戦記でした。
読みながら、たかぎさんの『ひとりたび1年生』もぽちっとしてしまいました。
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