ペルセウス座流星群 [星見]
今年のペルセウス座流星群の極大日は、月が細くて邪魔にならずいい条件です。
でも天気予報は雨がち。
ふと外を見てみたら、空がけっこう開けてました。
雲が広がらないうちに表に出ます。
さそり座。
いちおう市街地に囲まれてるので、光害が目に付きます。
極力明かりから遠ざかって、畑の中を通る道に陣取ります。
少し向こうでは家族連れも星を見てました。
こと座の横を、中央から上に向かってひとすじ、流星が写ってます。
天の川もかすかに写ってますね。天頂付近なので光害の影響が小さかったのでしょう。
見てるぶんにはなかなか流星は見えず、雲も広がったり消えたりしています。
ここはもう腰をすえて、というか道端に仰向けになって、流星を待ちます。
2時間ほど見てて、8個かそこらは見ることができました。曇りがちな空にしてはまあまあでしょうか。
はくちょう座の右側にひとすじ。
最初写真を見たときにはこれが流星なのかどうか迷いましたけど、先の1枚といいちょうどペルセウス座の輻射点のほうを向いており、間違いなさそうです。
見てたときも、あまり明るくないけどしゅうしゅうといった感じの火球があったので、それかもしれません。
写真を見て最初は「流星だ!」と喜んだ1枚です。
入りと抜きがあっていかにも流星っぽいと思ったんですけど…
よく見ると、次のコマにも続きが写ってるぞ。
シャッタースピード4~6秒で連射したちょうど間に流れたってこと?うーん。
あれ、6コマ先にも2枚、さらにその4コマ先にも1枚、何かが写ってます。
重ねてみると…
一直線に並びました。こりゃ同じ飛翔体だ。
1分間もかけて移動してるんだから、流星じゃない。
細かく点滅もしてないから飛行機でもない。
人工衛星か。
人工衛星だってたいがいはほぼ均一な明るさで空を移動していくものですが、太陽電池パネルの反射の加減やら何やらで明るさが変わるものもいるみたいです。
移動速度もすごく衛星っぽいし、そんなもんでしょう。
こぐま座を横切る何か。
この写真の前後にもやはり軌跡が続いていました。
2つが平行して飛んでいます。何だこいつは。
流星は一瞬しか光らないため、背景とのコントラストを高めるよう今回はシャッター速度を短めにしました。
でも数秒間の露光では人工衛星も短い線にしか写らず、紛らわしくなってしまいました。
うーん、やっぱり流星を撮るのはむずかしい!
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