FTL : Faster Than Light [ゲーム(Rogue系)]
先日こんなゲームを見つけたので、さっそくダウンロード購入して遊んでいます。
『FTL : Faster Than Light』。お値段9.99ドル。
ジャンルとしては、いわゆるローグライクゲームに分類されています。
と言ってもかの『Rogue』とはあまり似ておらず、ランダム性、リプレイ性が共通しているのみ。
ダンジョンもこけももも祝福された+3灰色ドラゴンの鱗鎧も出てきません。
プレイヤーは、反乱軍との星間戦争で厳しい局面にある連邦軍の宇宙艦艦長としてクルーを率い、銀河をさまよいます。
目的は、入手した敵軍機密情報を友軍に送り届けること。
敵対的なあるいは友好的なさまざまな種族と出会い、敵の偵察艦や海賊船との戦いを切り抜け、取り引きや強奪で得た装備で艦をアップグレード。
背後からは追っ手の反乱軍艦隊が迫ってきます。
攻撃的なマンティス族偵察艇と遭遇。
テレポーターで2体のカマキリが艦後部に斬り込んできました。
クルーを退避させてから艦内の隔壁を閉鎖し、後部エアロックを開放。真空の中、カマキリは隔壁を破りにかかります。
さらに2体のカマキリが艦首部にテレポートアウト。後部のカマキリも突破してきて、シールド制御室と医療区画で計5名のクルーが迎え撃ちます。
何とか全部倒し、敵艦も撃沈。
こちらの艦は生命維持制御が破壊され、船体3箇所に亀裂が開いています。
クルー2名を真空状態の生命維持制御室に送り込み、息を止めて亀裂の修復と装置の修理を行わせます。
ふらふらになったら医療室にやって他のクルーと作業を交代。
ゲームは、銀河の8つのセクター(宙域)を次々と抜ける形で進みます。ひとつのセクターの中には多数のビーコンポイントが配置され、ビーコンとビーコンの間はFTLドライブで超空間ジャンプ。
マップは毎回ランダムに生成され、遭遇するイベントや入手できる装備、クルーも毎回変わります。
戦闘はリアルタイムですが、ポーズ停止中にも情報の確認や指示ができるので、アクションゲーム的な腕は必要ありません。
1ゲームのプレイ時間がさほど長くないのもうれしい。クリアまで行ってもせいぜい2時間?
EASYモードでも難易度は高めですが、クリアするだけならたいていのローグライクよりは気楽です。
宇宙ステーションの調査にクルーを差し向けたら、狂って帰ってきました。
この終盤に来てベテラン航法士を失ったのは痛い。以降は、ズブの素人に操縦桿を握らせるしかありません。
各ビーコンポイントで発生するランダムイベントでは、選択次第ではこんなふうに理不尽にクルーが死んだりすることがよくあります。
毎回さまざまな遭遇が起きる宇宙の旅は、スタートレックに例えられます。自分はスタートレックは知らないですけど、宇宙戦艦ヤマトのTVシリーズでもいいかもしれない。
タイトルの「FTL」は、SF好きならときどき目にする語です。特に、光速超えが通常起きない世界における超光速現象はロマンです。
そう言えば、超光速技術なしに最大0.8光速の移動で、6千万年かけて銀河団全域を(半ページで)蹂躙した、疫病のような恐怖の生命体種族がいたなあ。
2プレイ目ではハルバードビームを主砲にセクター7まで到達しました。
3プレイ目ではドローン母艦としてセクター8に到達、ラスボスに挑みましたが、さしたる損害を与えることもできず一蹴された。
4プレイ目では、レーザー6門+ハルバードビームの先制射撃を誇りながらも、最終セクターのルールがよくわかっておらず、敵旗艦に基地を破壊されゲームオーバー。
5プレイ目、レーザー8門の斉射で反乱軍戦闘艇が降伏してきた。
こちらもシールド制御が破壊されているのを気にせず戦闘を続行したら、返り討ちにあってしまった。
6プレイ目。
最終セクター。
前回のボス戦を踏まえ、ミサイル3発で敵シールド制御にダメージを与えてからレーザー3連射を撃ち込む作戦にしました。迎撃ドローンも打ち上げて敵ミサイルを防ぎます。
やったぞ、敵艦は大きな損傷を受けています。逃がすものか。
修理ドローンで船体を補修してから、FTLドライブで敵を追撃!
「敵は非常に大きなパワーをドローンに振り分けたようです」
「警報。巨大なエネルギーを探知しました」
なんだこの対艦ドローンの嵐!
こっちは同時に2基のドローンしか起動できないのに!
敵は迎撃ドローンも展開しているため、こちらのミサイルの多くは撃ち落されてしまいます。
医療区画全壊。ドローン制御室損傷。
生命維持のパワーをも攻撃に回していたため、艦内の酸素分圧が低下してきました。
対応のために火器管制のパワーを落とします。どのみちミサイルは効かない。
敵のミサイル砲塔も何とか破壊しましたが、レーザー、ビーム、ドローン制御は健在で、シールドもびくともしていません。もはやこれまで。
7プレイ目。
気楽に遊んでたら、ラスボス第2形態の撃破に成功しました。
武装は、バーストレーザーII、裂殻爆弾II、イオン爆弾、ハルバードビームで、その全てを同時に起動可能な火器管制能力とリアクターを持っています。
オプション装備は、高速装填装置、シールドチャージブースター、初弾装填器。
爆弾はシールドや迎撃ドローンをすり抜けて敵艦内に直接実体化し、敵艦のシステムを破壊することができます。
初弾装填器によってジャンプアウト直後にいきなり全兵装を発射できるので、先手で爆弾を投射し敵のシールド制御や火器管制に障害を与え、弱ったシールドを3連装レーザーで破り、ハルバードビームを複数の区画に照射して船体力を奪う作戦です。
シールドは3重。エンジンはレベル7で回避力51%。ドローンはなし。
クルーは人間3名とゾルタン2名。ゾルタン族は白兵戦には弱いですが、配置についていれば船体システムのパワーを補ってくれます。
弾頭の残数37発。船体力27/30。
最後のスクラップを消費して、エンジンを上げるかその他を上げるか迷いましたが、敵艦がテレポーターを持っているのが気になりました。
さっきの戦闘で斬り込みドローン2体との白兵戦があったからもう白兵戦はないかもしれないけど…
いいや。隔壁、操船、艦内センサー、生命維持を強化。
被弾によるシステムダウンにもちょっとは強くなるだろう。
「敵艦はテレポーターを、さらに何らかの超兵器を起動したようです」
隔壁を強化してよかった。
って、ゾルタンシールドの分厚いやつを張っていやがる。こいつはテレポート爆弾すら止めてしまいます。
先制攻撃。ゾルタンシールドを8割削ります。
敵艦ミサイル発射。2発回避、3発目が機関区に着弾、火災発生。
機関員を退避させて後部エアロックを開放し、減圧消火を行います。
テレポーターで敵の斬り込み隊が艦中央部に実体化。
「警報。巨大なエネルギーを探知しました」
無数のレーザーが降りそそぎシールドが破れます。艦中央に弾着、っておい、あんたんところの斬り込み隊がくらってるぞ。
ハルバードビーム照射、敵船体力半減。ビームの標的は敵のシステムよりも船体へのダメージを重視します。できるだけ早くの撃沈を狙うことで、結果的に敵の射撃回数が減るはず。
敵斬り込み隊を迎え撃つために、シールド制御室にクルー4名を集めます。
敵艦のシールド制御室には亀裂が開いて真空状態になっている様子。これは修理がしにくかろう。ハルバードビームは薄いシールドだけでも大きく効果を減殺されるので、これは有利だ。
ビーム3射目。船体力残り4。いけるぞ。
敵テレポーター起動、さらに2名が斬り込んで来た。左舷エアロック開放、真空攻めにします。
最初の敵2名は撃退。医療区画に一時パワーをまわし、クルーの回復を優先。
4射目、裂殻爆弾を敵医療区画へ、イオン爆弾を火器管制へ送り込んだ。3連装バーストレーザーでシールドを破り、ハルバードビームは艦後部4区画へ指向。
同時に敵の最後の攻撃がこちらの船体各部に次々と着弾した。隔壁制御が破壊され、他のシステムも損傷を受ける。
勝利!
お、連邦軍の新鋭巡洋艦がアンロックされた。
このゲームは9種類の艦種x2種類の艦内レイアウトが選択でき、それぞれとんがった特性を備えています。シールドのないステルス艦とか、兵装皆無の斬り込み艦とか。
装備、兵装も、単に数値が違うのではなくそれぞれにやはり特徴があります。艦システムを一時ダウンさせるイオン兵器や、区画に亀裂を作って真空にしてしまう兵器、火災を起こすもの、クルーに被害を与えるもの、連射数の大きいもの、シールドに強いものなどなど。
途中で出会うイベントやお店に売っている装備、クルーなんかもランダムなので、同じ艦でプレイしてても装備に合わせて毎回異なる戦い方になります。
あとプレイ時間は短いので、いいところまで行ってポカミスでやられてしまっても、さほど心が折れずにすみます。
非アクションゲームでのちょっとした気晴らしに、とてもいいゲームです。
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