国際宇宙ステーション [星見]
いつぞやも言いましたが、梅仁丹さんにISS、国際宇宙ステーションが見えるという話を聞いて、見る機会をうかがっていました。
JAXAの予報によると、今週はISSが東京地方から見やすい日が4日間もあります。
ってんで、まずは7日早朝にトライしてみました。
ISSは、太陽電池パネルが大きいため日に当たると明るく光り、しかもそれが空を4分間くらいかけて横切ってくるので、 かなり目立つはずです。
どこで見ようかなと前日から見当をつけて、近所の公園に行きました。
時刻は早朝午前5時過ぎ、この季節はまだ真っ暗ですけど、たくさんの人がウォーキングをされていました。
そのなかでひとりだけ厚着をしていろいろ物をぶら下げてうろうろしている自分。
住宅地ならともかく、まさか公園で不審者扱いはされないだろうなー^^;
前夜に買った安物の三脚にカメラを据え付け、方角と設定をチェック、そわそわと時計を気にします。
この日は5時42分頃、南南西からISSは飛んでくるはず…
見えた!
からす座の四辺形に向かうISS。
露出時間60秒。
からす座の下から右手向きに、うみへび座がうねうねと伸びています。
この公園は照明が多数設置されていて、夜中でもスポーツができそうなくらいに照らされています。
ありがたいことです…。
撮影の間、双眼鏡でも眺めてました。
光の点というよりは、なんとなく面積を持った丸くないモノに見える気がします。
日光を反射しているからか、黄色っぽい印象です。
おとめ座のスピカをかすめるISS。
地面にミニ三脚を置いて、古いほうのデジカメにインターバル撮影をさせておきました。
露光8秒、間隔5秒を、予想通過時刻の前からひたすら撮らせ続けます。
それを比較明でコンポジット。
中央下の短い軌跡はなんだろう。1枚にだけ写ってました。
ふいー。
5時45分、ISSの通過も終わり、夜が明けてきました。
しばらく遊んでいたい気分ですが、とっとと帰ってちょっとでも仮眠しておかなくちゃ。
さて、翌日8日も、ISSが早朝に通過します。
この日はISSが日本列島上空を縦断するように抜けるため、ほとんどの地域で前日以上に明るく見える予報です。
今度は前日と反対方向の空を横切るので、ちょっと場所を変えて、公園の照明が視界に入らないようにしました。
とは言っても、時刻が午前6時過ぎと、空がちょうど明るくなってくるところなので、地上の明かりはあまり関係ないかもです。
例によって方角を確認してカメラを設置、待ちます。
午前6時1分30秒から視界に入り始めるとのことですが、実際には6時3分ごろにならないと見えないんじゃないだろか。
カメラのシャッターに手をかけつつ6時2分…3分…
うぐぐ、まさか、方角を間違えたりしてないだろうな…
来た!合ってた!
南西から飛来するISS。
こいぬ座プロキオンからふたご座カストル、ポルックス付近を通過していきます。
インターバル撮影8秒露出5秒間隔。
今日、いざ写真を合成しようとして、困りました。
数秒ごとに空が明るくなっていってるので、比較明で合わせると、最後の1枚の空の明るさにそれ以前の軌跡が飲み込まれて残ってくれません。2、3枚ならまだ合成できるんですが…どうしよう。
ええい、と、軌跡の写ってる部分より下を切り抜いて以前の軌跡を消さないように重ねてしまいました。あはは。
もう1台のカメラも悲しいもので、軌跡を長く撮ろうと前日と同じに60秒の露出をかけたら、空が明るすぎてほとんど白く飛んでしまいました。
撮り終わったときのプレビュー表示を見て、あわてて設定を30秒に切り替え、カメラをまだ飛んでるISSの先に向けてシャッターを押します。
北斗七星とISS。
ちょっと補正がどぎつすぎました。
うーん、写真撮るのは難しいなあ。
誰か、クリスマスプレゼントに、いいカメラ下さい。
明るい広角レンズで、長時間露出やインターバル撮影ができるやつ。
って、道具があっても知識と技術とセンスがしろうとなので^^;
あと、通過中はカメラの世話に追われて自分の目でのんびり眺めてられなかったです。
次のときは写真はあまり気にしないでおこうかなあ。
明日もあさってもISSがまた早朝に通過するのですけど、天気予報のほうがよくないので、ゆっくり寝てることにします。
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