S電装は狙いすぎだ。 [本、コミック]
今週末は、買った本2冊が届いたので、ずっと読んでました。
うち1冊、『煙突の上にハイヒール』小川一水。
短編集です。
一応SF…だよね?
現代~近未来が舞台ということもあって、出てくるガジェットは大げさ感のないものが多いです。作者さんらは、あちこち数字の桁をふたつみっついじってるとか言うでしょうけど。
どれもおもしろかったけど、特に好きなのは最初と最後の2篇。
「煙突の上にハイヒール」。
雑誌で見かけた背負い式の一人用携帯ヘリコプターを、いろいろあって衝動買いしてしまったOLさん。
まだイロモノ的な面が強いおもちゃですが、これで空を飛ぶのがなかなか気に入っちゃう。そんなお話。
これはあったら楽しそう。うらやましい。
「白鳥熱の朝に」。
2010年3月、世界は強毒性インフルエンザのパンデミックに襲われた。
大流行は第二波、第三波と繰り返し起こり、日本でも多くの人々が家族を失った。
「扶養者の意思を問わずに養子を持たせるこの法律は、無数の軋轢を生んだ。望まぬ大人に引き取られて虐待される子供が数千人発生し、また、脱走してホームレスとなる養子も、同じほど数多く発生した。
それでもなお、これがまったくの無策よりはずっとましであり、他には現実的な方策がないことを、国民の多くは心の底で知っていた。」
そんなんで、独身中年男性の狩野のおうちに、快活な女子高生さんがやってきました。一応審査の上で決められたことらしいのですが。
うえんうえん。
タグ:本
2009-12-13 22:38
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