シモバシラ 高尾山~景信山 [おでかけ]
今回は高尾山へ、今の時期にしか見られないシモバシラの氷の花を見に行ってきました。
シモバシラは、シソ科「シモバシラ」の枯れた茎から氷が伸びてくる現象です。
12月下旬から1月上旬の冷え込んだ朝に見ることができます。
天気予報によると前夜からの冷え込みは翌朝まで続くとのこと。
これは期待できそうです。
いつもよりも早めに出発。
日の出1時間前でまだ真っ暗です。
これでも人がちらほらいるから高尾山はすごい。
準備運動をして身支度を整え、ヘッドライトをつけて出発。した直後。
シモバシラ!?
今まで大きさ数cmのしか見たことがなかったのに、ここのは高さ20cmか、もっとありそう。
駅のすぐ近くにこんなところにあったなんて知らなかった。高尾山すげえ。
このぶんなら上で見れるのも間違いないです。
シモバシラは、シモバシラだけでなくカメバヒキオコシや他の植物の枯れ茎にもできるのでこいつが本当にシモバシラなのかどうかはわかりませんけど、みんなまとめてシモバシラにしておきます。
楽しみにしつつ登るうち、だんだんあたりも明るくなってきます。
稲荷山からスカイツリー方面。
日も昇りすっかり明るいです。
高尾山頂からさらに奥高尾へと進みます。
ここからがシモバシラの観察スポットです。
あるある。大きいなあ。
気温のせいか時期のせいかわかんないですけど。
昔から知っている人にしてみれば近年のは小さいという声も耳にしますが、自分が今まで見た中ではいちばんの豊作です。
群生地には保護ロープが張ってあり、看板で注意を呼びかけています。
靴や三脚で踏まれて硬くなった地面からは、以降シモバシラや春の草が生えなくなってしまうそうです。
去年まであった別の観察スポットは、今年はもうなくなってしまっていました。
凍るたびに茎が裂けてしまうので、大きくなるのは冬の初めだけです。
真っ白で、よく練った水あめみたい。
一丁平からは南アルプスの山々が見えました。
ひとつひとつ形が違います。おもしろい。
こっちは普通の霜柱。
景信山直下の急登をひーひー登ります。
景信山山頂到着。
まだすいてるなあ。
とりあえずザックを下ろして、その先に足を伸ばします。
ここらもシモバシラスポットです。
茶屋の人も見に来てました。
茶屋の人の話を耳にしたところでは、ここらはカメバヒキオコシもあるみたい。
結局枯れ草なので見てもわかんないですけどね。
ひとしきり堪能したので、ごちそうタイム。
野草の天ぷらとなめこ汁、酒まんじゅう、みかんを頂きます。
茶屋のおじいさんは「天ぷらは春がもっといいよ」と言ってました。
目の前で揚げたのを山頂で食べるのはどっちにしろうまい。
アザミ、ダイコン、あといろいろ教えてくれたけど覚えられなかった。
おなかいっぱいになる頃には山頂もにぎやかになってきました。
またシモバシラを見たりしてから、下のバス停へと下山。ここは下りがまた楽でいいんだ。
冬は、展望がいいし暑くないし、こういうふうにきれいなものも見ることができるし、お散歩には最高の季節です。
また来よう。
わ〜!初めて見ました!
神秘的ですね。
by JUN (2011-12-26 05:13)
これが毎年初冬のたのしみになってきました。実際はとても小さいものなのですが、こうやって写真に撮ると、虫眼鏡的なおもしろさがまたあります。
by ひさみね (2011-12-26 21:20)
シモバシラっていうんですか?
飴細工のようで綺麗ですね!
by Sakuya2634 (2011-12-26 21:26)
シモバシラもいいですが、野草の天ぷらもおすすめです!単なる葉っぱですけれど!
by ひさみね (2011-12-27 20:48)