本仁田山 [おでかけ]
今回は本仁田山です。
前の日までは奥多摩のむかし道でも歩こうかと考えていたんですが、金曜に仕事を終えてから気分が変わって「今週末はやっぱ山でしょー」 とネットを見て決めました。
このルートはコースタイム4時間ちょいと比較的短い初級者コースですが、標高差900m、奥多摩三大急登のひとつとも言われています。
鳩ノ巣駅からログがすっ飛んでるのは、電車でGPSを切り忘れたからです。
奥多摩駅から出発。
休日の青梅線奥多摩行きは、登山者が多くてなんか楽しいです。
舗装路をしばらく歩きます。
地味に登りが続きます。
乳房観音さん。ぽっぷもお願いしときなさい。
安全登山祈願も受け付けてくれます。今日もよろしくお願いします。
なんとなく雨がぱらついてるような気がしますが…雨具は要らなさそうだし、昼前には晴れる予報です。(←平地の予報を山にあてはめて考えてはいけません)
急坂が始まりました。えっちらおっちら。
ここは砂がずるずると滑りやすいのですが、今日は道が湿っていてかえって登りやすかった感じです。
大休場尾根に出てひと息。この先もひたすら登りです。
ちょっとガスっていますが、ここはもう3回目だし、それに今日は新兵器、スマホで走らせるGPSロガーがあるのです。
メジャールートしか行かない自分には、高価なGPS専用機は必要ありません。
あさっての方向に歩き出したり、ひとつ隣の尾根を下ったりとかを防げれば充分です。
それに、地図の上で自分が今どこにいるのかが具体的にわかるのは精神的に楽だし楽しいです。
今立っている斜面が等高線で言うとどんな混み具合なのかが、詳細な地形図上で直に見れるのも役に立ちます。
問題になるのはバッテリーですが、歩き始めで70%だった容量は、下山時にはまだ30%以上残ってました。
換えのバッテリーもあるので、2泊くらいなら使えるんじゃないかな。バッテリーは大して高くないし軽量なので、もうひとつあってもいいくらいです。
山頂到着。
天気や時間帯もあるんだろうけど、ここはいつも静かだなあ。
この小屋はずいぶん昔から建ってるものだそうです。
今日のお昼はおにぎりとベルギーワッフル。
さて下り始めます。
先週報告のあった北斜面の雪もいい加減なくなってるんじゃないかと思ったら、まだ残っていました。
ほんの十数mの区間だしアイゼンを出すほどでもないように見えたので、そのまま行きました。
半ばで写真を撮ってからまた歩き出そうとして、両足の下が氷になっているのに初めて気がつきました。
体重を移動しようとすると滑りそうです。
ザックを下ろしてアイゼンを出すこともできず、後戻りも難しい。うはは。
滑ったところで落ちる場所でもないのですが、がんばってなんとか通り抜けました。
短くてもアイゼン使うべきだった。
「来たときよりもきれいに」って、あらためていい言葉ですねえ。人が来れば来るほど山がきれいになります。でもなかなかできなかったりもします。
自分もときどきストックのキャップをなくしたり、ビニールを風に飛ばされたりもしてるので、それ以上にゴミを拾わないといけません。
でもこの缶はもう自然と同化してるしちょっとパス。
瘤高山からは急な下りです。
調子に乗ると膝を痛めるので、まったりと下ります。
開けた防火帯で、また雨がぱらぱらしてきました。
ちょうどいいタイミングで杉の植林に入ります。
木の下だと多少降っても濡れずにすみます。
川苔山への分岐点。
聞いてはいましたがなるほど立派な林道ができてました。どこまで伸びてるんだろう。
道の整備用の木材でしょうか。
こうやって背負っていくんですね。ご苦労様です。ありがとうございます。
大根ノ山の神さま。
ここまでくればあと少し。
今日もお世話になりました。
山歩きを苦行だと思うことはめったにないんですけど、でもこのふさふさを見るとさすがに何やってるんだ自分と思ってしまいました。ずびび。
登山口まで下りてきました。
植林を抜けるとやっぱり雨がぱらぱらしてます。
駅まではもう少しだし、このまま行っちゃおうかな…と歩き出したら急に雨音が強くなりだしました。
慌てて直前の民家の軒先に駆け戻ります。
雨じゃない、霰だー!
ガレージの入り口まで下がらせてもらって雨宿りさせて頂きます。
いま上にいる人たちはたいへんだ。自分もいいタイミングだった。
2年前に初めて来たときも、上ではガスっててちょっと不安だったんだよなー。
本仁田山はガスなイメージになりつつあります。
あの時は富士登山に備えて、買ったばかりのザックに雨具やら何やらをひと通り詰めて来たんだった。
今年も富士山行こう。今度こそてっぺんで晴れて欲しいなあ。
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