御岳山の氷の花 [おでかけ]
平地の最低気温が氷点下に入ると、山には氷の花が咲きだします。
枯れ茎から水分が染み出して凍る現象です。
見ることができるのは12月から1月、雪が積もる前の寒い朝です。
このあたりでは高尾山のシモバシラにできるものが有名ですが、御岳山でも見ることができるとのこと。
こちらはシモバシラではなくカメバヒキオコシの枯れ茎ですが、まあひとくくりでシモバシラです。
この冬も既に、ビジターセンターから氷の花の知らせが出ています。
予報によると最低気温はマイナス3℃。頃合です。
いつもの始発のバスに乗ろうとしたら、行列ができていました。
臨時バスが出て2台分になりました。
こんなのは初めてだ。なんだろう。紅葉はもう過ぎているし。
バスを降りたら、ケーブル駅のアナウンスが。
「みたけ山トレイルラン参加の受付は…」
これだ。どうりでリュックではなくスポーツバッグを持った人が多かったわけです。
自分はさっさとケーブルで上に上がって、近くのシモバシラスポットへ。
あったあった。この冬最初のシモバシラです。
これはただの霜。
宿坊のわきにあって、おかみさんらしき人がお客を案内していました。
道から離れていて小さいため、写真を撮ろうと踏み込んでいく人が。それはやめて。だから手前のは全滅しちゃったんだ。
自分はさらに先へと進みます。
事前にチェックしていた場所よりも、ずっと近くに群生地がありました。
こっちへは来る人は少ないので、ゆっくりと観賞することができます。
大きさはおおむね数cmくらいと小さいものなので、近くのものはマクロレンズで接写し、遠くのものは望遠レンズを使います。
北斜面の日影だし、三脚があるとぶれずにすみます。
自分は大きいのよりも、薄くてひらひらした形とか、溶けかかったのか透明感のあるやつとかが好きっぽい。
こんなもんか、とザックを背負いなおして歩き出したら、数歩先にまたいくつか良さげなのがあったりして、なかなかきりがないです。
もうしばらく行ったところにもシモバシラスポットがありそうなのですけど、トイレに行きたくなってきたので、ここらで引き返すことにしました。
さっきと日の当たり方が変わって、日なたになっています。
参道に戻ったら、ランナーたちがぞろぞろと走っていくのに出くわしました。
15kmのコースだそうです。
話をしながら走っている人もちらほらいて、息が切れていないのがすごいなあ。
自分はまたケーブルで下りて、下のお店でお昼ごはん。
高尾山や三頭山にも見に行けるし、この冬はまだ何度かチャンスはありそうです。
シモバシラ!
雪国では見られない、乾燥した関東の山ならではの神秘ですね!
一つ一つ形が違うのも本当に神秘的。(実際には見たことはないんですけどネ)
by Sakuya2634 (2012-12-17 07:45)
1月中旬くらいまでは見ることができるので、ぜひいちどどうぞ!
by ひさみね (2012-12-17 22:37)