高水三山 [おでかけ]
先週は、まだ紅葉を見ることができるという高水三山に行ってきました。
出張で同行の人が「12月に高水三山に行く予定」と話してたので、んじゃこっちもひと足お先にと。
前夜の天気予報はいちにち晴れマーク。
お手軽コースということもあって今回は身軽に、雨具もなしでいいかな、と思ったのですが、荷造りしながら気が変わって、やっぱりザックの底に雨具を押し込んでおきました。
なんかの拍子に防寒着が要ることにならないとも限らないし、過去に一度だけ雨具を持たずに出かけたときは雷雨に遭ったし。
朝起きてもう一度予報を見たら、昼過ぎに雨マークがひとつ灯っていました。
正午には駅に着いている予定なので気に留めずに出発。
山の天気なんだから下界よりも早く悪化すると思うべきだし、予報のコメントに「午前にはにわか雨も」とあるのをスルーするのもどうか。まあどのみち高水三山だからどうとでもなるんですけどね。
いいお顔。
持ってきた学研二眼レフカメラの出番だ。前回参照。
黄色い道。 「♪ 黄色い レンガの道 歩いてみようよ 肩をならべて」
コアジサイかな?
高水山までは地味な登りです。
常福院が近づいてきました。
イイ感じ。
ちょうど1年前にも来ていますが、その時も印象的でした。
なかなかの紅葉スポットなんじゃないでしょうか。
常福院から高水山の山頂へ。
お賽銭を入れてご挨拶。
山頂のあたりはもみじのじゅうたんでした。
夏とかにはいまいちぱっとしない高水山でも、この時期はとてもきれいです。
逆に、絶好の展望を楽しめるはずの岩茸石山は、この日はこんな。
先に到着していた、これまで前後しながら歩いていたお兄さんと言葉を交わします。
昨夜の予報では晴れだったんですけどねー。「そうなんですよね!」
カレーヌードルと紅茶で休憩してから、先へと進みます。
こういうS字の道が好き。
と、小さな白いかけらがぱらりんと転がってきました。
ひょっとして。
ザックのハーネスをゆるめながら様子を伺います。
ぱらん。ぽろん。
真っ白な、ポップコーンの小型版みたいのが何個か地面に跳ねました。
ヒョウだ。
雨具の上着を着てフードをかぶります。
やっぱり雨具は必携品でした。
ヒョウかー。
ヒョウがばらばらと降りそそぐ中、道端でやはり雨具を着込もうとしている女の人がいました。
まいりましたねー。「もうほんと!」
葱岳山への分岐では、こんな状況だし岩場は避けて巻き道を行こうかとも考えました。
でもまあ何だかんだ言っても高水三山なんだし、普通に進むことにしました。
せっかくのおもしろい天気を楽しもう。さっきのお賽銭のご利益かもしれん。
山頂をそのまま通り過ぎるだけなのも味気ないと、葱岳山のお社の陰で雨宿りすることにしました。
さっきのお兄さんがいるぞ。
晴れどころかヒョウが降ってきちゃいましたね。
「面白かったので家族にメールしちゃいました。」
お話を聞いてみたら、この秋に名古屋から関東にいらした方で、こっちらへんの山は初めて来たそうです。いつもヒョウが降ってるわけじゃないですよ!
待っててもやみそうになかったので、適当に出発。
そのうちヒョウは雨に変わっていました。
雨具の下に入れていたカメラも、いい加減ザックの中へ。
あとザックカバーも今さらながらつけておきます。遅い。
下山口の紅葉もとてもきれいなんですけど、雨の中では写真は撮れず。
駅の前の木を見ていると、風雨で葉が落ちていっています。
やっぱり今週で終わりっぽいね。
電車を待っていたら、そのうち雨がやんで、青空が広がってきました。うぐぐ。
さて、紅葉が終わると次は12月。冬の始まりです。
そして、12月1月の冷え込んだ朝にしか見ることのできない、例のあれがやってきます。
次はそれです。
この時期の高水三山はこんなに鮮やかな紅葉が見られるんですね。
天候に恵まれない山歩き、後になると良い思い出になるんですけど
なぜか自分の業を恨んでしまう私です。
by Sakuya2634 (2012-12-09 23:32)
まあ楽しめるのは、比較的安全で、いつでも来れるところに限るかもしれません。
何ヶ月も前から目標にしていたような山で悪天に見舞われると、がっくりですよね。
by ひさみね (2012-12-10 22:32)