鉄五郎新道~御岳山 [おでかけ]
彗星を撮ってた翌日は、もう週末としては満足はしたんですが、また気分が出てきたので鉄五郎新道を歩くことにしました。
御岳山を北側から登る鉄五郎新道は、メジャーな登山地図には載っていない道です。
この時期だけはイワウチワとヒカゲツツジの名所として注目されます。
作業道などが交錯していることに注意が要るという記述もちらほらありますけど、昨年歩いたときには案外わかりやすいという印象でした。
まあ奥多摩東部登山詳細図には載っている道ですし、念のため前回のGPSログを表示させておいてから出発します。
あー、去年も梅が咲いてたなあ。
今回は2回目なので、前回よりも早い時間帯にしました。
道が狭くて、混むと写真が撮りにくいんだよね。
そうそう。この橋を渡るんだ。
駅から大きな橋を渡ったところですぐに小道に入って、この小橋の先に出るルートもあるみたいです。
集落経由で車道でここまで来れば楽です。
(と言いつつ地図とGPSは手放さない。)
今回もよろしくです。
この先しばらく谷間の上の道を進みます。
シュンランは今回は見つからなかった。
ツルネコノメ。
ここの道の崩れかけてたところは、しっかり踏まれて通りやすくなってました。
金毘羅神社に到着。
やっぱ普通に歩いていれば迷う分岐はない感じです。
この時期は人通りが多いからかなあ。
寄り道して、神社の上の祠のほうへ。
ヒカゲツツジは、1輪しか咲いていませんでした。
もう終わりかー。
ここはロッククライミングの練習場、越沢バットレスの上にあたります。
切り立った岩壁を見下ろすのがここの定番写真ですがそそそんなものには一切興味ないので近づきもしませんから。
さてルートに戻って、岩がちな尾根の急登が始まります。
イワウチワ!
うすピンク色のひらひらのかわいいお花です。
急な岩場や狭い尾根の途中に咲いていたりしますが、この日は時間帯か時期的にか他の人はほとんどいなかったので、ゆっくり写真が撮れます。
もちろん登山道からの踏み出しは禁止です。
三脚の足もダメです。
天気が良かったこともあってか、今回は手持ちでけっこう大丈夫でした。ピンボケは多発してましたけど。
スミレも咲いています。
ナガバノスミレサイシン。
だいぶ急な斜面が続きますが、花を見ながらなのでさほどきつくはありません。
ぷらーん。
イワウチワはもう終わりかけです。
まだ咲いているのもたくさんありました。
小さなクモの巣。
CDみたい。
広沢山からは比較的なだらかな道が多くなります。
とか思ってたら、大塚山の手前はさすがに登りでした。
ぜえはあ。
タチツボスミレ。
電波塔の脇から息絶え絶えで大塚山の山頂に飛び出したら、ランチ中のおじさんに話しかけられました。
「こんにちは。どこから来たの?」あー、鉄五郎新道って、こっちの道です。
「ああ、古里駅からか。ツツジがきれいだったでしょう」そうですね(←ツツジにはあまり関心ない人)
「こちらは埼玉からなので、朝3時起きだったよ」それは遠い!自分は近所みたいなものです。(←でも3時半起き)
「ヒカゲツツジとイワウチワだったら、坪山がきれいだよ」坪山、去年行きました。あっちのほうが時期は遅いですか、来週行ってみます。(←行けなかった)
トイレが気になっていたので、適当に先を急ぎます。
大塚山からは、今度こそ広くて平らな道になります。
日当たりも良くてスミレもいっぱい。
識別用に葉っぱも一緒に写すようにしているんですけど、こいつは一見葉っぱがないんじゃないかってのも多かった。花だけじゃわかんないよー。
花の色はピンクというより赤っぽい印象でした。
丸まってる葉っぱがついてるやつがありましたが、これでは葉っぱの形がわからない。むー。
てくてく。(ぴこーん)赤?
アケボノスミレだ!
帰って調べてみたら、こいつは花の時期はこういうふうに葉っぱは開かないらしいです。
ミツバツツジ。
すっごい咲いています。桜かよってくらいです。
これはお見事。こんなのは初めて見ました。
御岳山ではカタクリもまだ咲いていました。
トイレも大丈夫でした。
さて御岳山からケーブルカーで下ります。
まだ朝の10時です。
眼下には青梅線御嶽駅と、奥の方は隣の沢井駅か。
登りのケーブルカーからは、登ってきた人がぞろぞろと吐き出されていきます。行ってらっしゃいー。
下りの人は、たぶん上で宿泊してこれから別の場所に行くところでしょう。
登りのバス停もすごい行列になっていました。
こっちはごはんやらお菓子やら食べて寝なおすぞ。
てくてく、ぴこーん! ← 一休さん?
花が豊富でいいルートですね。
ヤマレコを少し眺めましたが、古里駅から武蔵五日市駅までの18kmを3-4時間で行く人が多くてびっくり。ちゃんと写真も撮ったりしているし!
わたしとは違う人種なのではないか、とか思ってしまいました。
by Sakuya2634 (2013-04-21 16:29)
本当にいますねそういう人…
走ってるんじゃないでしょうか…
まあ、山歩きは競争じゃないですし、楽しんだ者勝ちです。
むしろときどき立ち止まるくらいのほうが、いろいろな花とか虫とかを見つけられるはずです…
by ひさみね (2013-04-21 17:09)